基本理念
創業以来、私たちは「地域のお客様に商品やサービスをご提供することを通して、日々の暮らしをこころ豊かに過ごしていただくお手伝いをする」ことを実践してきました。天満屋には、何世代にもわたってご利用いただいているお客様がたくさんいらっしゃいます。その厚い信頼に応えていくことが私たちの使命です。
その一方で、時代やお客様のニーズの変化に合わせて、様々な変革も行ってきました。 変えてはならないものを守りながら、時代に合わせて進化する。そして、常に地域とともにあり続ける。これが天満屋の基本スタンスです。
倉敷店のオープンは、観光地として全国に知られる倉敷のエントランス再興を、との期待に応える形で実現し、その責任を果たすことができました。
文化面では、岡山の伝統工芸品である備前焼の知名度を全国的に高めたり、日本画最大の美術展「院展」を毎年開催したりするなど、地域の文化向上に貢献してきました。またスポーツ面では、天満屋女子陸上競技部の活躍が広く知られるようになりました。応援してくださる地域の皆さまに恩返しをしたいとの思いから、NPO法人“桃太郎夢クラブ”を設立し、日本トップレベルのコーチ陣がランニング教室をサポートしています。

地方都市において、百貨店はその街の中心であり、地域の活力の象徴です。私たちの提供する商品やサービス、それに付随する様々な情報や刺激が、地域を活気づけ、街を元気にし、そこに暮らす人々の幸せを育んでいく。その自覚と誇りをもって、地域の方々と協力し、相乗効果を生みながら、ともに発展する。それは、変わることのない天満屋の信念です。 お客様が求める「モノ」をつかみ、手配し、提供する。お客様の暮らしに活力を与える「コト」を継続する。このように魅力ある地域を創るための「モノ」「コト」を、地域の人とともに考え実践してきました。
お客様との距離が近いからこそ、反応や反響は非常にダイレクトで、私たちも大きなやりがいを感じながら仕事に取り組むことができます。
そして、その結果いただく「ありがとう」こそが、私たちの誇りなのです。

仕事の多様性
百貨店をイメージした時、どんな仕事が思い浮かびますか?
おそらく最初に頭に浮かぶのは売場での接客、それから物産展の企画担当や、バイヤー(仕入れ担当)などが想像されるかもしれません。
天満屋における主な仕事を一覧にすると下図のとおり。営業(接客)以外にも、お得意先回りの外商部門から、企画系・事務系のスタッフ部門に至るまで、仕事は多岐に渡っています。ジョブローテーションによって、様々な仕事を経験することで、それぞれの部門ならではのやりがいや面白さを感じながら、成長していくことができます。
そして天満屋では、仕事の多様性と同じくらい、働いている社員の得意分野も様々です。
- 新しいものを生み出すクリエイティブな発想力のある人
- 情報分析に長けている人
- リーダーシップを発揮して、周囲を巻き込んでいく人
- 縁の下の力持ちとして、周りの人をサポートできる人
- フットワークよく、とにかく行動する人
- 粘り強く課題に取り組み、解決策を探る人 etc…
様々な個性を持った社員が、それぞれの得意分野を活かして、多様な仕事に携わり、よりよい商品やサービスをお客様にお届けしています。
皆さんの個性や得意分野を活かせる仕事が、天満屋には必ずあります。
営業
- 婦人服飾雑貨担当
- 婦人服担当
- 紳士服担当
- 子供服担当
- リビング担当
- 呉服・時計・宝飾担当
- 美術担当
- 食品担当
- ギフトサロン担当
- ロフト担当
外商
- 家庭外商担当
- 法人外商担当
- 外商計画担当
スタッフ
- 営業企画担当
- MD戦略担当
- リーシング担当
- WEB担当
- カタログ担当
- 店外ショップ担当
- 販売促進担当
- 地域連携担当
- DX担当
- 人事担当
- 教育担当
- 広報担当
- 総務担当
- 財務担当
- 情報システム担当
- 経理担当
- 法務担当
- 経営企画担当
これからの展開と戦略について
顧客戦略
お客様の様々な生活シーンで、気づいたら「いつもそばに天満屋」がいる、そんな存在を目指しています。
そのために、従業員一人ひとりがお客様との接点を大切にしています。まず私たちが、お客様の顔と名前を覚え、会話の中から私たちがお客様にご提供できるサービスのヒントをいただく。そしてシステムの力も借りながらお客様をフォローする。大切なことは、お客様ごとの来店頻度をチェックすることではなく、頻度が変わった理由は何なのか、仮説を立て、その仮説に基づいたアプローチを行い、検証すること。その繰り返しによって、最適なサービスができあがると考えています。お客様の変化を察知して、今自分にできる心配りは何なのかを考え行動することは、仕事の楽しさの一つです。
さらに、それを一歩進めた取り組みがお客様と天満屋とのコミュニティづくりです。人は新しいこと、暮らしが楽しくなること、自分が成長することを求めています。また、そうした体験を誰かと共有し共感したいと思っています。
それらを実現するのが、口コミやファンクラブ、趣味の教室などのコミュニケーションツールであり、facebookやinstagramなどのSNSツールはコミュニケーションを活性化する有効なシステムととらえています。
お客様から広くメンバーを募り、座談会や参加型イベントを開催。そこで集まったお客様の声を、仕入れや売場づくりなどにも取り入れ、「お客様が求める天満屋」の実現に取り組んでいます。
店舗戦略
画一的な手法を得意とするスーパーマーケットなどとは違い、百貨店の場合は「街ごとの店舗づくり」が必要になってきます。その中で、私たちは現在の店舗を2つに分類しています。
従来型百貨店
50~60歳代をメイン顧客としながら3世代にも対応できる従来概念の百貨店。比較的大きな都市の中心市街地に位置する一番店で、岡山本店、福山店、倉敷店がそのタイプです。
郊外型店舗
限られた商圏で、百貨店の信頼・信用とショッピングセンター(SC)のカジュアルさの両方を取り入れた店舗です。その中でも、郊外型SCのようにカジュアルな部分が多い店舗と、トラディショナルなものが多いジュニアデパート型店舗とに分類されます。前者は福山店のサテライト店舗である福山ポートプラザ店、後者には津山店、米子しんまち天満屋があります。
各タイプにそれぞれの街の個性を掛け合わせて、天満屋は進化していきます。そしてその戦略の原点は、常に地域とそこに暮らすお客様なのです。
今後、瀬戸内圏では中心部に近い地域でのSC開発が計画されています。「SCvs百貨店」という構図は全国各地で起きていますが、これから5年をみても、現・天満屋商圏内で多くのSC出店が予定されています。そうした状況に対して、私たちは地元の商業施設などとも連携しながら、地域密着の強みを活かした存在価値をさらに強固なものにしていきたいと考えています。
たとえば、活力を失ってきた商店街や商業ビルなどを再生するためのタウンマネジメント構想を地域とともに考え、実践すること。有効活用されにくい地域資産に当社の資産を組み合わせて、地域の人々の「幸せ」実現に注力していこうと考えています。
会社概要
事業内容 | 百貨店事業
「優良商品の販売を通じて、地域社会の生活・文化の向上に寄与する」を経営理念に、「人の心の豊かさを追求/創造する企業グループ」として、百貨店事業を展開しています。 |
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創業 | 1829年(文政12年) |
資本金 | 100百万円 |
グループ従業員数 | 8,015名(2024年2月期) |
売上高 | 1,677億円(2024年2月期) |
代表者 | 代表取締役社長 斎藤 和好 |
本社 | 〒700-8625 岡山市北区表町2-1-1 |
事業所 | 本社、岡山本店(岡山県岡山市)、津山店(岡山県津山市)、 倉敷店(岡山県倉敷市)、福山店(広島県福山市) |
グループ企業 | 【ライフスタイル事業】 (株)天満屋、(株)米子しんまち天満屋、(株)天満屋ストア、(株)でりかエッセン、(株)でりか菜、(株)三好野本店、天満屋カードサービス(株)、天満屋みのり会サービス(株)、(株)天満屋ホテルズ アンド リゾーツ、(株)天満屋スポーツパートナーズ、(株)天満屋テニスクラブ、(株)天満屋フィットネス、(株)天満屋トラベル、(株)天満屋レンタカー、(有)ハピーバラエティ、(株)岡山京橋クルーズ 【ソリューション事業】 (株)キャリアプランニング、OEC(株)、双葉工機(株)、(株)アイアットOEC、(株)山陽セフティ、(株)セフティパーキング、(株)コーセイカン、せとうちデリバリーサービス(株)、せとうちロジスティクスサービス(株)、丸田ビル(株)、(株)天満屋ハートネット、(株)キャプラ・ウィッシュ 【建設・不動産事業】 (株)ティ・シー・シー、(株)リックデザイン、丸田産業(株)、(株)でんでん、(株)せとうちグリーンメンテナンス 【その他の事業】 岡山市民会館コンソーシアム、コンベックス岡山コンソーシアム |