布ふ志じ名なや焼き雲うん善ぜん窯がま土屋知久(松江市玉湯町)めいますせきしゅうかめおのうえ素朴でおおらかな生命感を作陶の源泉として日々の暮らしを楽しく彩るうつわ作りに精を出している。を拝領した。代々、不昧好みの茶陶で名高い。黄釉に色絵という布志名焼の伝統を継承し、当代は10代目。「先代が作陶を手伝ったバーナード・リーチの作品はやわらかさがあり、不昧公の教えにも通じる。その域を目指したい」と話す。2年開窯。京都で修行後、2003年に父から窯を任された。青や白の色使いが空や水、冬景色など山陰の自然を感じさせる。土の質感を生かす炭化焼きも手掛ける。釉や辰砂(しんしゃ)釉など多彩な釉薬を施した食器や花器を中心に作陶に励む。作品を楽しく使ってもらうために「まずは手にとって、手になじむものを」と使う側にも気を配る。統である大物づくりを得意としていたが、伝統は受け継ぎながらも、新しい釉薬に挑戦しながら自分の作品作りに精進している。好んで作る青釉や布目化粧の作品が印象的で、焼き物に取り組む真摯な態度が印象的だ。を習得、作陶歴は30年を越えた。工房の裏山で採れる粘土を主体に使い、複数の青釉を様々な色合いに発色させて、コーヒーカップやマグカップ、窯に挑戦している3代目の福郷生雲さん。「今皿、鉢などを作る。「らせんしのぎ」を施した作品も得意とする。あり素朴で堅実な色合いと形を心掛け、使いやすい作品を目指す。「作品を見ると元気が出て、風合い、手で持ったときの感触を大切にする。白良い年になるよう願って作っている」という干支(えと)の置物シリーズも定評がある。いまみや工房三島耕二(松江市東出雲町)石州亀山焼佐々木弘吉(浜田市上府町)尾上 雪舟 山 桝野の () 御みとや門屋い竹 翠 藤 夢む蓂こうや 工房の 白じ磁工 湯ゆ町 袖師し 陶風出雲風土記の丘のほど近くに工房を開き14年、地元の土や草木灰を使い土器のような肌合いを生かした器を作る。縄文・弥生土器や西アフリカの民具などに見られる松江藩の御用窯として250年以上の歴史を誇る。藩命により初代善四郎が布志名に窯を築き、2代目のとき松平不昧公より「雲善」の号名と瓢印窯目次潤平(松江市浜乃木) 「1日1日、新しいものを生み出そう」。その思いは、1日に1枚葉を付ける植物、蓂を織り交ぜた窯の名に込めた。199英一(雲南市三刀屋町)窯須布志名焼の船木研児氏に師事後、1984年に開窯。陶器と磁器も手掛け、ケヤキやコーヒーの灰から作った釉薬や鉄や銅の調合から作る青窯升野 かさばらず、重ねて運ぶときに持ちやすい。そんな使いやすい「日常的に使う物」を目指して作陶に励む。先代の定さんは石見焼の伝1971年開窯。2代目の弘吉氏は愛知県立窯業高等技術専門学校を卒業後、父・硯城氏に師事して作陶や窯焚き技術など窯螺山勝實(浜田市長沢町)地元・浜田の宇野土を用い、釉薬は温泉津石、益田長石、来待石など地元産にこだわる。日用食器を中心に温かみが茂(江津市渡津町)している。食器を中心に茶器や花器など、伝統を守りながらも時代に合った現代的な感性が光る作品は幅広い層から人気を得ている。県内外でも作品展を開くなど、積極的な制作活動を展開している。リップウェアを取り入れている。暮らしの中に溶け込む器を作り続け、ロングセラーのエッグ・ベーカーは代表作。4代目の福間庸介氏は「使う人の生活になじむことを心掛けながら、終わりのない陶芸の世界を追求したい」と話している。ズ」と題したオブジェは、漆喰風の壁、古い石州瓦をイメージした屋根など細部まで楽しめる作品群。妻・成美さんも沖縄で6年修行を積んでおり、日常の優しい使い心地を心掛けた作陶に励んでいる。夫婦それぞれの個性ある作品が並ぶ。を用いた釉薬による野趣に富んだ素朴な緑色が特徴で、日常雑器や花器、茶器など幅広く手掛ける。使いやすさにこだわり、食器などにはアクセントとして花柄に緑色を使うなど、後継者の若い感性を生かした新たな試みにも取り組む。った大型陶器から薄さや軽さに気を配った使いやすい日用食器まで幅広い作品づくりに励む。実演・体験スケジュール「石見の土の性質を生かしながら現代風にアレンジした作品も作っていきたい」と話す。業先の師匠から得た技術を生かし新しい雪舟まで学んできたことを自分らしく表現できる作品作りを心がける」と作陶に励んでいる。たのが工作所の始まりという。木器ならではのと黒の模様が面白いクロガキの製品も手掛けている。今年は新しい木のスプーンと油汚れしない木の皿を出品する。(汁椀と同じ加工)出雲大東窯大西初美(雲南市大東町)石州宮内窯宮内孝史窯尾野友彦(松江市袖師町)1877年の開窯から5代を数える。松江市内産出の粘土や地元産の釉薬を使い、丈夫でシンプル、実用的な陶器作りをモットーと窯福間庸介(松江市玉湯町)ぽってりとした形と青や黄色の優しい色合いで温かみのある日用食器が人気。開窯は1922年。化粧泥で模様を付ける英国風のス窯石橋 大阪の美術専門学校で陶芸を学び、2005年に開窯。明るい色彩の食器など個性的なストーリー性ある作品が特徴。中でも「舎(いえ)シリー根 松江藩の御用窯の一つ。廃業していたが、名前を継承して1972年に復窯した。かつて日本一の生産量を誇ったモリブデン鉱石石見焼伝統工芸士としてはんどう(大きな水がめ)などの大物づくりの技術を受け継ぐ2代目。庭園セットや傘立て、睡蓮鉢とい窯福郷生雲(浜田市旭町)画僧雪舟の精神にならうべくはんどう(水かめ)職人だった初代、それを受け継いだ2代目の父。そして令和3年から雪舟窯(石見焼)の伝統と修森山 島根県東部で産出されるケヤキなどに材を求め、木工茶器を中心に製造する。先代が民芸運動の指導者である吉田璋也の依頼を受け優(松江市島根町)江津市二宮町登(出雲市大津町)出雲本宮焼高橋幸治窯高橋幸治(松江市大野町)壺屋焼で7年間修業。1990年に故郷の松江市に登り窯で独立開業後は、宍道湖の夕景をテーマにした生活雑器や出雲焼風の茶道具の制作にも精力的に取り組む。「風土を意識した山陰ならではの作品作り」がモットー。今年は、小泉八雲をテーマにした作品を出品する。福島絵美(松江市東本町)先代の父、和国氏から窯を継ぎ、開窯015年、島根県ふるさと伝統工芸品に認定された。鉄釉を主に用い、鉄の配合を微妙に変えることで赤 や淡い黄色、黒など色の変化を生み出す。近年、年に開窯。作品は、色鮮やかなイラストが明る鉄釉ではない青や緑の作品も作る。カップ類や皿など普段使いの器は生活に溶け込むデザイン。「まじめに、楽しく、大切にモノづくりをしたい」「未来に残る作品作り」を目指している。つ野津明美(出雲市多伎町)磁器の美を追い求め、道の駅キララ多伎の近くに工房を構える。高校で英語を9年ほど教えていたが、新たな人生を選択して陶芸の道へ。愛知県立窯業高等技術専門校で学びながら、作品に魅せられて藤井憲之さんに師事。島に帰り工房を開いた。「シンプルで使いやすい器が好き」という。青白磁、白磁、染付にそのセンスが光る。窯齋松江陶苑で修業後、岐阜県土岐市で黄瀬戸を学ぶ。「黄色」の発色に魅了され、作り手の少ない黄瀬戸の作品作りに本格的に取り組み、作陶歴は20年に及ぶ。〝大切な人と食べるご飯は美味(おい)しい〟をテーマに、気軽に使ってもらえる皿や鉢、カップなどの食器を主体に花器や茶器も手掛ける。「まずは手に取って」と出会いを大切にする。県外の益子焼とによる模様付けや釉薬と土の色を組み合わせた独特のデザインは、遊び心にあふれ、土本来が持つ温かみを感じさせる。制作するのは暮らしの器が主体で「使う側にイメージを膨らませてもらえる作品」を理想とする。1965年開窯。りをしていきたいという思いが込められている。愛知県立窯業高等技術専門校卒。2014く楽しい印象を与える食器類やオブジェが多い。と作陶に取り組む。たむきに磁器作りに打ち込む。兵庫県豊岡市出石町から取り寄せた土で食器類や花瓶、一輪挿しなどの白磁を制作。使いやすい大きさ、形を常に考え「シンプルで飽きることなく、一生使えるもの」を心掛けているという。多様な釉薬を使用した作品を生み出す。一片の花びら、花弁、葉に命を吹き込むように、平和や人々の安寧を祈りながら椿の花を描いていく。椿の赤を連想させる辰砂(しんしゃ)の色は独特の深みがあり、陶芸ファンを引き付ける。順(雲南市大東町)kou-bou福島祐紀(松江市東本町)舎松本尚子(松江市下東川津町)7年間の修業を経て2002年に独立開窯。生活に根ざした「なごみの器」を目指し、斬新なスタイルの作品作りに取り組む。化粧土窯元名である「Vanguai」は、漢字で番外を意味する。予定されたもの、定められたものにとらわれず、自由にモノ作房石飛 河井寛次郎の弟子、上田恒次氏に師事し、京都で修業を積んだ石飛勝久さんが1985年に開いた白磁工房。その2代目として、ひ窯荒尾 整った花弁とシンプルな気品が醸し出す椿に強く引かれる。窯名に用いたほか、数多くの作品にも絵柄をあしらう。河井寛次郎の教えを受けて、多種勲(雲南市三刀屋町)寛(大田市温泉津町)㈲椿 i こうぼうがまがまがまやまやきがまそで がままちがまがまずもだいとうがませきしゅうみやうちがませっしゅうがま森もり山やまロろクくロろこ工う作さく所しょいずもほんぐうやきたかはしこうじがま火ひ のか川わ焼やき松まつ江えと陶う苑えんこう ちく ぼう すいがまとうふうばんがい はくつばきしゃこうぼうこう ぼうがまvangua【特別出展】■お買上げ抽選会牛ノ戸焼陶工房彩白いまみや工房玄瑞窯陶工房根―ne.石州宮内窯■実演体験コーナー尾上窯出雲大東窯陶風舎石州亀山焼■逸品コーナー■窯元当てクイズ森山ロクロ工作所錦山焼窯元布志名焼雲善窯火の川焼松江陶苑出雲広瀬・方円窯白磁工房■皿鉢コーナー※諸事情により、予告なく催事イベントの中止や内容変更となる場合がございます。50周年を迎えた2雪舟窯湯町窯鳥取因幡焼袖師窯桝野窯福光焼出雲本宮焼 高橋幸治窯こうや窯㈲椿窯国造焼窯元法勝寺焼皆生窯夢蓂窯浦富焼■幼稚園児の作品展バンガイ工房御門屋窯■傘立てコーナー■容量当てクイズ大山焼久古窯陶工房アッシュワーク工房のつ竹翠窯開催日窯元実演午前11時〜鳥取因幡焼国造焼窯元1/16㈭1/17㈮1/18㈯1/19㈰1/20㈪1/21㈫1/22㈬1/23㈭1/24㈮1/25㈯1/26㈰大山焼久古窯法勝寺焼皆生窯出雲広瀬・方円窯出雲本宮焼高橋幸治窯絵付け教室土・日午後1時〜陶芸体験午後2時〜鳥取因幡焼国造焼窯元陶工房アッシュワーク大山焼久古窯玄瑞窯玄瑞窯大山焼久古窯法勝寺焼皆生窯いまみや工房袖師窯陶風舎錦山焼窯元㈲椿窯㈲椿窯尾上窯㈲椿窯㈲椿窯尾上窯錦山焼窯元布志名焼雲善窯
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