■2008年03月09日(日)
■愛知県 名古屋市
気温はスタート時点で13.8℃、終盤には19℃まで上がり、この時期としては暑い、選手にとっては厳しいコンディションになりました。前半から中盤にかけては、スローペースでレースが展開。有力選手が互いに牽制しあい、大きな1位集団が形成されました。 そんな駆け引きが続くなかで、レースを動かしたのは天満屋の両選手。まずは坂本が28km過ぎで最初に仕掛けます。しかし、坂本のスパートが長くは続かず、代わって前に出たのが中村。中盤までの集団での位置取りも上手く行き、温存していた体力を十分に活かして、残り10kmでの大胆なロングスパートを仕掛けます。33km付近で先頭に出ると、一気に集団を突き放し、30km以降の5kmは全て16分台という脅威のスピードで後続を突き放し、そのまま1位でゴールイン!! 21歳の中村は、最後の北京五輪代表選考会という大舞台で、初マラソンで初優勝という快挙を成し遂げました。また、坂本も残り10kmで順位を落としたものの、10位でゴールしました。 テレビの前で、また沿道で、たくさんの温かいご声援、誠にありがとうございました。 |
序盤の中村 集団で好位置をキープ |
28km付近 スパートを仕掛ける坂本 |
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表彰式の様子 |
:::::ファンの皆様へ::::: 中村 「皆さんの声援が本当に力になりました。応援ありがとうございました」 坂本 「また五輪選考会で走れて嬉しかったです。今後とも応援お願いします」 :::::お互いに::::: 坂本から後輩・中村へ 「よくやった!おめでとう!!」 中村から先輩・坂本へ 「初マラソンで不安でしたが、先輩と一緒に走れて心強かったです」 |
そして、翌10日、北京五輪の女子マラソン代表が発表され、このレースでの走りが認められた中村友梨香が日本代表として選出されました。また、1月の大阪国際女子マラソンで2位になった森本友も、補欠として選出されました。天満屋勢としては、2000年シドニーの山口衛里、2004年アテネの坂本直子に続いて3大会連続の五輪出場となります。 世界の舞台でも結果が出せるよう、今後も精一杯練習に励みますので、引き続き、ご声援よろしくお願いいたします。 |