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可能性を拓くフロントランナー 人をつなぎ、 地域をつなぎ、 未来への夢をつなぐ

岡山の「表町」に世界の目が注がれた日

2015年12月1日、観光庁とジャパンショッピングツーリズム協会が主催するインバウンドの促進イベントである「ジャパンショッピングフェスティバル」のオープニングセレモニーが岡山で開催されました。
地方では初めての開催。そのきっかけになったのは、私たちが全国に先駆けて実現した「一括免税カウンターのオープン」でした。メイン会場は表町商店街とロマンチック通り商店街。まさに私たちの取り組みが世界に発信されたのです。
さらに翌2016年7月にも、岡山は連続2回目のオープニング会場に選ばれ、この時は表町エリアだけでなく岡山駅前エリア、さらには高松丸亀町商店街とも連携して「瀬戸内」をアピール。それは画期的な成果でした。以降、海外のメディアや旅行会社からの視察の申し入れも増えました。しかしその一方で、私たちには一過性で終わった感が否めませんでした。華やかな成果は、課題も浮き彫りにしたのです。 やはりここで扱う商品そのもの、さらにはこの地域自体に「ここにしかない魅力」がなければダメなのです。ただ、それは一朝一夕にできるものではありません。意思をもって時間をかけて、育んでいくしかない。手探りでトライ&エラーを続けていくしかない。私たちは、原点に立ち返りました。

常にお客様に、新鮮な驚きを

2016年、表町ではこの地域の個性を育てていく取り組みを始めました。たとえば東京だったら銀座、青山、渋谷、新宿…と、街の名前を挙げれば「○○な…」というイメージが思い浮かぶ。そんな街づくりを地域の各商業施設が協力してやっていこう、と。「大人が愉しむ街・表町」というコンセプトを打ち出し、音楽・アート・食・学びの4ジャンルでさまざまな活動をスタートしたのです。 まず天満屋としては、音楽ジャンルで2016年5月から「おもぶらアワー」と題したストリートライブ(毎月第3日曜日)を開始。さらにアート領域では「Design meets O.―フレル ヒト モノ―」というタイトルで、世界で高く評価される日本の新しいデザインプロダクツとニューヨーク近代美術館(MoMA)のデザインストアを期間限定で誘致、世界の一流デザインと人々との出逢いの場をセットしました。 こうした仕掛けを通じて私たちが大切にしているのは「触発」であり「継続」です。たとえば備前焼とニューヨークのデザインとの出逢いから、まさに新たな「ここにしかないモノ」が生まれるかもしれません。ヒトとモノが出逢い「触発」されて芽吹いたタネは「継続」の中で育ち、広がり、やがて文化として地域に根付く。その時ようやく、私たちが目指した魅力ある街や魅力ある商品が生まれるのでしょう。その発信源や媒介者に、私たちがなれたら…と思います。そして常に新鮮な「驚き」をお客様に提供し続けたい、と思います。
そんなことを考えながら、私にはいつも立ち返る言葉があります。それは「優良商品の販売を通じて、地域社会の生活・文化の向上に寄与する」という天満屋の経営理念。実は私たちがやろうとしていることは、188年も昔から天満屋が実践してきたことでもあるのです。 ただし、「優良商品」の定義は時代とともに変わります。「地域社会の生活・文化の向上に寄与する」ための方法も一様ではありません。それらを時代の中で再定義し、実践していくことが私たちの役割であり、受け継いだバトンを次代につなぐ責任だと思っています。